女性5人組グループのWonder Girls(ワンダーガールズ)が、先月12日にリリースしたファーストアルバム『The Wonder Years』で新たな一面を見せ、話題を呼んでいる。

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アルバムのコンセプトは「レトロ」。タイトル曲『Tell me』は、80年代をほうふつとさせるビートとリズムを強調した曲に仕上がっており、中年層リスナーには懐かしさを、若い世代のリスナーには目新しさを感じさせる。ジャケットの中のメンバーも「お母さんから借りてきたかのような」服、大ぶりのブレスレット、レトロな雰囲気のパーマ、鮮やかな口紅などで80年代の流行を再現している。外見だけでなく、ダンスの振り付けまでも徹底して当時のスタイルを模したという。

アルバムをプロデュースしたのは所属事務所・JYPエンターテイメント代表のパク・チニョン氏。
「楽しくてきらきらしていた80年代を再現したい」とコンセプトを決めた。アルバムには『Friend』『Wishing on a Star』などのバラード、SHINHWA(神話/シンファ)のイ・ミヌ(M)がフィーチャリングした『Move』などを含め、全13曲が収録されている。メンバーのソンイェ(18)、イェウン(18)、ソヒ(15)、ソンミ(15)、ユビン(19)に、アルバムに対する思いを聞いた。

「皆が『Tell me』を受け入れてくれるかどうか“賭け”のようなところもありましたが、一生懸命練習するうちに自信も出てきました」と話すのはソンイェ。リーダーとしてメンバーをまとめるお母さん役だ。「80年代を知らない私たちが衣装やダンスを再現してみせるのも逆に面白いんじゃないかと思いました」。
イェウンも「デビュー曲『Irony』とは全く違うスタイルなので最初は驚きましたが、幅広い層に人気が出て嬉しい」と話し、当時のファッションやトレンドを知るために映像などを探したと振り返った。

新メンバーのユビンは、低音を生かしたラップでメンバーと息を合わせる。大勢の中から選ばれた実力派だ。ソンイェは「今まではわたしがメンバーの面倒を見ないと、という気持ちが大きかったですが、ユビンが加わって頼れるお姉さんができたみたい」と笑う。 

今後はどんな曲を歌いたいかと尋ねると、「今回はレトロをコンセプトにしましたが、これから色々なWonder Girlsを見せていきたい」(イェウン)という力強い答えが返ってきた。現役中・高校生のメンバーらは学校を1~2時間で早退しスケジュールをこなすことも多いが、そんな忙しい合間を縫って、北京や上海でのコンサートに備え、中国語の勉強にも力を入れている。中国のほか日本やタイでの活動も計画中で、これからどんどん活躍の場を広げていく予定だという。(記事=小松朋子)

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