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韓国次期大統領 労組全国組織を訪問=「労働者が堂々とできる社会を」
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領が15日、労働組合の全国組織、韓国労働組合総連盟(韓国労総)のソウル市内の事務所を訪れ、「労働の価値がしっかり尊重され、労働者が堂々とできる社会をつくれるよう約束を実践する」と述べた。 尹氏が当選後、労働界関係者と面会するのは初めて。 同氏は 「企業寄り」との指摘を受ける。もう一つの労組全国組織・全国民主労働組合総連盟(民主労総)とは対立しているが、韓国労総とは友好的な関係を維持している。来月発足する新政権の雇用労働部長官には韓国労総の事務処長を務めた李正植(イ・ジョンシク)氏を指名した。 尹氏は昨年末、韓国労総を訪れ、公務員・教員労組の組合専従者の業務遂行のため、労働時間を免除する「タイムオフ制」、公共機関で労働者の代表が理事会に加わり経営に参加する「労働理事制」に賛成する立場を表明した。だが、韓国労総は大統領選で革新系与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補の支持を宣言していた。 尹氏は「今後も(韓国労総の)親友として残る」とし、「引き続き意思疎通し、友好を深めていきたい」と強調した。 韓国労総のキム・ドンミョン委員長は「すべての懸案を巡って新政権との対話に積極的に臨む」と応じた。