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北朝鮮 中国外相発言引用し「核交渉停滞は米国に原因」
【ソウル聯合ニュース】中国の王毅国務委員兼外相が先ごろ北京で行った記者会見で北朝鮮核問題について述べたことに関連し、北朝鮮外務省が15日、ホームページで王氏の発言を紹介しながら、朝鮮半島問題が膠着(こうちゃく)状態にあるのは米国に責任があるとし、北朝鮮を敵視する政策をやめるよう要求した。 王氏は7日の会見で、北朝鮮核問題と関連し、「朝鮮半島問題の根は北朝鮮が直面している安全保障上の脅威が長期にわたり解消されておらず、北朝鮮の合理的な安保に対する懸念が根本的に解決されていないことにある」と指摘した。 北朝鮮は王氏の発言を詳細に紹介した上で、王氏の発言は朝鮮半島問題が解決しない原因がどこにあり、責任が誰にあるかをよく示しているなどと強調した。 また朝鮮半島問題は米国の対北朝鮮敵視政策により生まれたとし、「米国は国際社会の公正な正義の声に耳を傾け、敵視政策を撤回しなければならない」と主張した。 そのほかにも北朝鮮は米国に対し、人権問題で訓示めいたことを言うのを止め、自らの深刻な人権の実態から見つめるべきだと指摘した。 また米国、日本、オーストラリアなどが先月始まった国連人権理事会で他国の人権状況を非難して「人権裁判官」のようにふるまったと主張した。 日本に対しては、アジアを侵略した犯罪を認めない「厚顔無恥の極致」とし、オーストラリアに対しては、先住民を虐待、差別する国と批判した。