同社が事業報告書で明かした小型バッテリーの生産能力は、2019年の18億9000万個から2020年には19億9300万個、2021年には21億9000万個へと、拡大傾向にある。小型バッテリー生産設備の稼働率は、2018年の94%から2019年には80%、2020年には79%へと下落したが、昨年は89%へと回復した。
サムスンSDIはことし、バッテリー事業を中心に設備投資を行う計画だ。すでに昨年、北米地域へのバッテリーセル工場の建設を発表したほか、欧州の自動車大手、ステランティスと合弁工場の建設も発表している。また昨年のカンファレンスでは、ハンガリー第2工場の増設など未来に向けた投資を続けると言及した。
これと共に研究開発(R&D)費用も増やしている。昨年はR&D費用として、前年比8.6%増の8776億ウォン(約832億2836万円)を投資した。売上高の6.5%を占める規模で、うち約80%をエナジーソリューション部門に投入する。2020年時点でのR&D費用は、LGエナジーソリューション、SKオンを含む3大バッテリーメーカーのなかで最大だった。
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