オミクロン死亡者増加...火葬件数の急増により死亡3日以内に火葬ができない事例も=韓国(画像提供:wowkorea)
オミクロン死亡者増加...火葬件数の急増により死亡3日以内に火葬ができない事例も=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の保健福祉部が11日、最近の死亡者増加および火葬施設の需給不足で火葬予約が難しく、死亡後3日以内に火葬できない事例が増加していると明らかにした。福祉部は代案として火葬炉の稼働を最大限に増やすという方針である。

福祉部は、冬季など季節的な要因による死亡者増加とオミクロン株の拡散による新型コロナウイルス死亡者の増加などを主な原因として把握していると説明した。

2018年から2020年まで最近3年間の一日平均火葬件数を昨年と比較した結果、昨年12月から火葬件数が急増したことが分かった。特に、3月1~9日の一日平均火葬件数は1027件で、最近3年間(2018~2020年)の3月の一日平均火葬件数719件に比べ308件も増加した。

防疫当局はこれを受け、火葬予約が難しく、死亡後3日以内に火葬ができない事例もでてきている。昨年の死亡者のうち火葬を選んだ遺族の死亡後3日以内の火葬率は86.4%だったが昨年12月82.6%→ことし1月85.3%→2月77.9%→3月(3月9日基準)47.44%と推移している。死亡後3日以内に火葬できない事例が急増しているということだ。

福祉部は、全国の火葬場収容能力を高めるために、3月4日に全国60か所の公設火葬施設の運営時間や火葬回数の拡大、予備火葬炉の追加運営などを要請した。

既存の火葬炉で1機当たり1日平均3.3回稼動(死亡者1000人火葬)していたのを、1日平均4.3回まで増やし最大1300人の火葬ができるようにする方針である。

中長期的には全国的に不足している火葬施設の追加拡充および運営改善などを通じて、毎年増加している死亡者と季節的な要因による需要増加に対応する計画である。
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