「違うところに向かっている、怖い」…タクシーから飛び降りた女子大生が死亡=韓国(画像提供:wowkorea)
「違うところに向かっている、怖い」…タクシーから飛び降りた女子大生が死亡=韓国(画像提供:wowkorea)
走行中のタクシーから飛び降りて死亡した女子大生の事件と関連し、女子大生の弟が真相究明を求める請願を掲載した。

7日青瓦台(チョンワデ、大統領府)の国民請願には、「20歳の姉がなぜ走行するタクシーから飛び降りなければならなかったのか、明るくて元気だった姉の死の真相を究明したい」という題名の請願文が掲載された。

死亡した女子大生の弟だと明かした請願人は、「姉の死亡と関連した記事が因果関係を省略して報道されており、姉がなぜそのような怖い選択をしたのか、人々が勝手に想像して話している」とし、「人々が間違った情報により誤解しているようで、姉のたった1人の弟として死ぬほど苦しく、真実を明らかにしたい」と訴えた。

弟によると、女子大生のAさんは4日午後8時50分ごろ、ポハン(浦項)のKTX駅からタクシーに乗り、大学の寮に向かった。しかし出発直後にタクシーは目的地とは異なる所に向かった。Aさんは運転手に車を止めるよう何度も要求したものの、運転手は何の反応も示さなかったという。

極度の不安を感じたAさんはカカオトークのメッセンジャーで恋人に「タクシーが違う所に向かっている。怖い。ものすごく速く走っている。話しかけたのに無視している」と状況を伝えた。その間、運転手はAさんの要求に対し微動だにせずスピードを出してタクシーを走らせた。

そしてAさんは恋人に電話をかけた。恋人は電話から、「止めてください。運転手さん、止めてください!」と言うAさんの声を聞いたが、運転手は何の反応も示さなかったという。

弟は「暗くて見慣れない道をスピードを出して走るタクシーの中で姉は極度の恐怖と命の危険を感じ、タクシーから飛び降りるという選択をし、意識のある状態で後ろから来た車にぶつかり死亡した」と主張した。

弟は、「この事故が姉の過ちではないということを証明することが、姉のために私ができる唯一のことだと考え、請願文を作成する」とし、「20歳の姉がなぜ走行するタクシーから飛び降りなければならなかったのか、明るく元気だった姉の死の真相を究明したい」と訴えた。

この請願文は8日午前8時現在、1万8674人の同意を得た状態だ。

これと関連した警察の調査でタクシーの運転手は、「Aさんが目的地と違う場所に向かっているとし、車から降りてもいいかと聞いた後、走行中のタクシーから降りて事故に遭った」と陳述していると伝えられた。

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