韓国気象庁によると、2021年冬(2021.12.01~22.2.28)の全国の降水量は13.3ミリで、平年(1991~2020年)の降水量(89.0ミリ)の14.7%にとどまり、気象観測網が全国に拡充された1973年以降最低値となった。
歴代2番目に低かった87年の27.8ミリと比べても半分水準にとどまる。
地域別に見ると、首都圏は17.9ミリで平年(66.2ミリ)の27.0%だったが、キョンサンナムド(慶尚南道)地域は降水量(3.1ミリ)が平年(102.1ミリ)に比べて3.0%で他の地域に比べて最も少なかった。
キョンサンプクト(慶尚北道)は6.3ミリで平年(73.8ミリ)の8.5%にすぎなかった。 カンウォン(江原)は24.9ミリで平年(87.6ミリ)の28.4%だった。 ただ山間部を中心に雪が相対的に多かったカンウォンド(江原道)ヨンドン(嶺東)だけを見ると46.8ミリで、平年(110.8ミリ)の42%だった。
現在、山火事国家危機警報「深刻」段階が発令され、韓国全土の4つの山火事に対する鎮火作業が行われている。
今年に入って発生した山火事の現況を見ると、計257件でキョンサンプクト(慶尚北道)が54件で最も多く、続いてキョンギド(京畿道)51件、キョンサンナムド(慶尚南道)38件、カンウォンド(江原道)24件、チョルラナムド(全羅南道)16件などの順だ。
降水量が少なかった理由は、東シベリアで発達した冷たい気圧の谷が東に偏り、韓国周辺に低気圧が活性化せず、中国南部地方で発生した低気圧も韓国に北東に進むことができず、概ね日本の南に東進し、ほとんど影響を与えなかったためだ。
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