今回の事態の初め、北朝鮮は「米国が ”ロシアによるウクライナ侵攻説”を拡散し、対露制圧を合理化している」とし「内政干渉」という論理でロシアを擁護していた。しかし実際にロシアがウクライナへの全面侵攻を敢行したことから、きょう(25日)の午後現在までウクライナ事態に対して沈黙を続けている。
一部では「北朝鮮は、中国の意中を探っている」という見方も出ている。戦争を誘発したロシアを堂々と擁護することはできない状況の中、似たような立場の中国の対応をベンチマーキングするということである。
中国の王毅(おうき)国務委員兼外相は、ロシアのウクライナ侵攻を「合理的安保の懸念」と評した。王毅外相は前日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相との通話で「中国は一貫して各国の主権と領土保全を尊重する」とし「同時に我々はウクライナ問題には複雑で特殊な経緯があるという点を注視し、ロシアの “合理的安保の懸念”を理解する」として、中立の立場を示した。
米国など国際社会がロシアを批判している中、北朝鮮は最近まで、ロシアとの独特な関係を誇示してきた。23日北朝鮮駐在のロシア大使館は、ロシアの祝日である「祖国守護の日」を迎え、ピョンヤン(平壌)で記念行事を開催した。この場には、北朝鮮軍の儀仗隊(ぎしょうたい)と軍楽隊も参席したことが伝えられている。
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