新型コロナ「在宅治療中」生後7か月の乳児が死亡…病床不足で移送中に=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナ「在宅治療中」生後7か月の乳児が死亡…病床不足で移送中に=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスに感染した生後7か月の乳児が病院に運ばれる途中で死亡した。

21日キョンギ(京畿)道消防災難本部などによると、18日午後8時33分ごろ、スウォン(水原)市チャンアン(長安)区に住む乳児の両親から、「子どもが白目をむいて、ひきつけを起こしている」との通報があった。

乳児と両親は新型コロナウイルスの陽性判定を受け自宅隔離中だった。消防当局は通報を受けてから6分後に現場に到着し、病床を確保するため約10か所の病院に連絡したものの、最近は新型コロナウイルスによる重症者が増加しているため、水原地域では移送が難しいと言われたという。

そのため救急隊員らは17キロほど離れたアンサン(安山)地域の大学病院の病床を確保し移動を開始した。この過程で乳児は心停止の状態になり、心肺蘇生術を施したものの、回復はできなかった。

乳児は午後9時17分ごろ病院に到着し、DOA(到着時死亡)判定を受けた。移送が開始されてから38分後のことだった。

消防関係者は、「最近は応急患者の病床確保が難しく、一般患者も約10か所の病院を転々とするのが普通」とし、「新型コロナウイルス感染者であれば病院を見つけるのがさらに難しく、道路でさまよう時間が少なくないのが実情」と話している。
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