キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
北朝鮮の党機関紙「労働新聞」は16日、「金正日同志の生誕80年慶祝中央報告大会が15日、革命の聖地である三池淵市に高く祭られた偉大な将軍様の銅像前で行われた」と報じた。
続いて「人民の理想郷、天地開闢(かいびゃく)した栄光の地では、民族最大の慶祝を盛大に祝う参加者たちの果てしない歓喜と喜びで、わくわくしていた」とし、「革命の新しい100年を、勝利と栄光の連帯で輝かせていく参加者たちの熱い意志と情熱があふれる中で進められた」と伝えた。
金総書記は、ロシアのハバロフスクで生まれたとされているが、北朝鮮は白頭山一帯のヤンガンド(両江道)サムジヨン(三池淵)郡で生まれたと主張している。
報告大会には、キム・ジョンウン(金正恩)国務委員長やチェ・リョンヘ(崔龍海)最高人民会議常任委員長、チョ・ヨンウォン(趙甬元)党組織書記、キム・ドクフン(金徳訓)首相、そして金正恩総書記の妹のキム・ヨジョン(金与正)党副部長も出席した。
問題は、北朝鮮軍序列1位の軍および軍需担当の朴党書記やクォン・ヨンジン(権英進)軍総政治局長、リム・グァンイル(林光日)軍総参謀長らが、同日の報告大会に姿を現わさなかったという点だ。
これは、リ・ヨンギル(李永吉)国防相をはじめ武力機関の責任者や朝鮮人民軍、社会安全軍の将兵が参加したのとは対照的だ。
特に、朴党書記は政治局常務委員の中で唯一参加せず、なおさら注目される。朴党書記は今月初めに開かれた最高人民会議の時も現れなかった。
このため一部では、朴党書記が業務上の過ちによる左遷、または自粛期間に入ったか、健康に異常が生じたのではないかという推測も出ている。
最近、軍総政治局長の権氏も、次帥から大将に降格された。そのため、金総書記が軍首脳部に対して、問責するための人事を断行した可能性があるという観測も流れている。
一方、北京冬季五輪閉幕後のミサイル発射実験の再開や、4月15日の故キム・イルソン(金日成)主席生誕110年に向けた閲兵式(軍事パレード)の準備などのために、朴氏ら軍首脳部が今回の行事に参加しなかったという分析も出ている
世宗研究所のチョン・ソンジャン北朝鮮研究センター長は「北朝鮮は1月から、4月15日の故金日成主席生誕110年に、記念軍事パレードを地道に準備してきた。これは衛星写真や平壌に駐在する外交官などからの情報で確認されている」とし、「軍事外交と後方事業を準備する李国防相は、軍事パレードの準備に参加しなくても関係ない。しかし、この式典で金総書記に直接閲兵を報告する朴党書記と、林軍総参謀長は欠かせない」と述べた。
チョンセンター長は「北朝鮮は現在、北京冬季五輪期間中なのでミサイル発射を中断しているが、五輪閉幕式以降、国防力発展計画により、再びミサイルを発射するものと予想される」とし、「朴氏と林氏が金正日の生誕行事に参加しなかったことは、4月15日の大規模軍事パレードと2月20日以降のミサイル試験発射準備のためである可能性が高い」と分析した。
また「北朝鮮は極超音速ミサイル試験発射と中距離ミサイル発射のいずれも成功したと評価している」とし、「朴氏は何かの過ちで問責されるような対象ではなく、むしろ昇進対象と言える」と付け加えた。
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