米シンクタンク“ランド研究所”のブルース・ベネット上級研究員は「ミサイル発射の限界費用だけを考えると、北朝鮮が短距離ミサイルを1発発射すると300万~500万ドル、火星-12型のような中距離ミサイルを1発発射すると1000万~1500万ドルの費用がかかると推定される」と伝えたと、米国政府が運営する国際放送“ボイス・オブ・アメリカ(VOA)”が11日報道した。
ベネット研究員は、このような推定値について「ミサイルと燃料、発射後の追跡などだけを推定したのもので、北朝鮮がすでに保有しているミサイル施設と発射台・人員などは費用が発生しないものとして推算した」と説明した。
このことは、それ以外の様々な費用を含めると、北朝鮮がミサイルを発射するごとに発生する費用は推定費用よりももっと増えるということを意味している。
ウイリアム・ブラウン前米ジョージタウン大学教授は「試験はミサイル開発の一部であり、核兵器・ミサイルプログラムには大きな費用がかかる」とし「北朝鮮が(本来、他の目的の)支援を軍に転用しているということに疑いの余地はなく、この問題を指摘しなければならない」と語った。
VOAは「北朝鮮が民生を外部からの支援に依存しながら、莫大な費用を兵器試験に投入し住民たちの人道的状況を悪化させるのなら、人道的支援の方法を変える必要がある」と指摘した。
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