先ごろ米国系ファンドのローンスターと韓国外換銀行株式の取得に合意した英銀行大手のHSBCが、外換銀行買収に向け公正取引委員会に企業結合の申告を行った。これを受け金融監督委員会は2日、2003年に外換銀行がローンスターに不当に安い価格で売却されたとする疑惑について裁判所の判断が出るまでは、外換銀行の再売却を承認しないとするこれまでの立場に変わりがないことを改めて明示した。洪永万(ホン・ヨンマン)広報管理官は、HSBCは申告書を提出したが、金融監督委は現時点で外換銀売却関連の文書を受け付けておらず、実務的な接触もしていないと話している。
通常の吸収・合併(M&A)手続きでは、まず買収を希望する銀行が金融監督委に承認申請を行った後、金融監督委が公取委に企業結合審査を要請する。HSBCがこうした手順を無視し、まず公取委に直接企業結合審査を申請したのは、外換銀行買収の意志を強く示すことで、金融当局を圧迫する狙いと思われる。
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