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韓国軍「注目に値する活動ない」 北朝鮮のICBM発射可能性に
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の関係者は3日、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する可能性を巡り、「現在、注目に値する変化や活動はない」と記者団に語った。 軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長も国防部の定例会見で、北朝鮮軍の動向に関し、現在は冬季訓練を実施中だとした上で、「核・ミサイル施設に関しては韓米の情報当局が動向を綿密に追跡・監視しているが、現在のところ注目に値する変化はない」と伝えた。 北朝鮮は先月20日、前日に開いた朝鮮労働党中央委員会政治局会議で対米問題を議論したとしながら、核実験とICBM発射実験の再開を示唆した。 今年に入って弾道ミサイルの発射を繰り返しており、先月30日には約4年ぶりに中距離弾道ミサイル「火星12」を試射した。故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕80年(2月16日)や故金日成(キム・イルソン)主席の生誕110年(4月15日)などの記念日に合わせ、「レッドライン(越えてはならない一線)」とされるICBMの発射に踏み切る可能性があるとの見方が出ている。 また、閲兵式(軍事パレード)を準備する動きも捉えられており、これらの記念日を機にICBMをはじめ各種の兵器を動員した軍事パレードを開催することもあり得る。キム氏は「軍事パレードなどを含め、行事の準備活動を綿密に追跡・監視している」と伝えた。