学生ら「コロナ禍で学習の遅れ」認識=韓国(画像提供:wowkorea)
学生ら「コロナ禍で学習の遅れ」認識=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国キョンギド(京畿道)教育研究院は9日、子どもたちの学習に新型コロナウイルスが及ぼす影響を調べるため、昨年6月に学生8394人、教員2208人を対象におこなったアンケート調査の結果を盛り込んだ「アフターコロナ、学習の遅れに関する認識と解決策」をまとめたと明らかにした。

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今回の調査で回答した子どもの40~50%が学習の遅れを認識していると答えた。アフターコロナにおいて子どもたちが考える認知的領域、情義的領域(興味や態度)、心動的領域(身体能力と機能の発達)という3つの領域の達成について、小学生の認識は比較的高くなり、中学生が最も低かった。

一方、教員はさらに深刻にとらえていることがわかる。教員は非教科活動の部分について60%以上の学習の遅れを認識しており、3つの領域については50%以上の遅れがあると思うと回答した。

学校別では、高校教員の認識が最も深刻で、内容によって体験学習の欠損が最も深刻だとの回答だった。

京畿道教育研究院はこのようなアンケート結果をもとに、アフターコロナにおいて学習の遅れ解消のため、オンライン授業のための物理的な空間支援とデジタル機器の質向上、学生の自己調節力や自己主導学習の強化プログラム支援が必要だと分析した。

また、対面授業や非教科活動の拡大を通じたコミュニケーションの機会を提供し、学校と地域が役割を分担して学生一人一人に対するケア努力の必要性を提起した。

さらに、学習の遅れ解消に向けて子ども中心の教育課程策定のために努力し、遅れに対して格差の観点からもみなが持続的に学習できるよう、関連支援を拡大しなければならないとした。

研究責任者であるイ・ジョンヨン研究員は「コロナ禍での学習の遅れは、学習の機会や過程、適応、達成にも影響があるとわかった」、「それらの解消に向けて学習環境の変化とともに、遅れについて子どもたちと教員がどのように認識しているかも具体的に調査しながら進めなければならない」と話した。
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