6日付の朝鮮労働党機関紙労働新聞は「国防科学院は1月5日、極超音速ミサイル試験発射を行った」とし「党中央委員会軍需工業部と国防科学部門の該当指導幹部らが参観した」と報じた。
さらに「ミサイルは発射後に分離され、極超音速滑空飛行戦闘部の飛行区間で初期発射方位角から目標方位角に120キロを側面機動し、700キロに設定された標的に誤差なく命中した」と付け加えた。
ただ、米韓情報当局が今回探知したミサイルの飛行距離や高度は、北朝鮮の発表とは差があるという。軍当局はこの日「さまざまな米韓情報資産によって感知された。対応可能だ」と説明した。
何よりも今回の発射で注目される点は、北朝鮮が「多階段滑空跳躍飛行と強い側面機動を結合した、極超音速滑空飛行戦闘部の操縦性と安定性がはっきりと誇示された」と発表した部分だ。これはミサイルが上下だけでなく左右にも相当な距離を飛行し、目標地点を打撃したという意味だと解釈される。変則起動で地上から発射される迎撃ミサイルを回避する、高難度の技術だ。
北朝鮮大学院大学のキム・ドンヨプ教授は「マッハ5以上の速度で飛べば、防御可能かどうか分からない」とし「北朝鮮が言及した側面機動技術も重要だが、速度が相当改善されたと思う」と評価した。
韓国も極超音速ミサイルを開発している。国防科学研究所は2018年からマッハ5以上の地上発射型極超音速飛行体を開発している。23年までに飛行試験を終え、20年代後半には極超音速ミサイルを実戦配備できるとみられる。
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