明日からオミクロン株感染者の濃厚接触者の自宅待機期間を14日から10日に短縮 = 韓国(画像提供:wowkorea)
明日からオミクロン株感染者の濃厚接触者の自宅待機期間を14日から10日に短縮 = 韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の防疫当局は2022年から、オミクロン株の感染者の濃厚接触者の待機期間を、現在の14日から10日へと短縮する方針だ。現在は、ワクチン接種の有無とは関係なく、接触した日を基準に14日の自家待機としている。

 パク・ヨンジュン中央防疫対策本部(防対本)疫学調査チーム長は28日午後の会見で「研究結果を根拠にオミクロン株の感染者の濃厚接触者の14日自家待機期間を10日に変更することで現在進行中だ」と述べた。前日(27日)、防対本はオミクロン株の伝播期間が従来の変異株と変わらないとし、自家待機期間を調整する予定だと説明していた。

 パク・ヨンジュンチーム長は「オミクロン株ついては、未知の部分が多く、濃厚接触者の場合、接種履歴に関係なく、接触した日を基準に14日間自家待機するようにしてきた。1か月間、現場で対応しながら分析した結果、感染者の99.9%が9日目の検査時に感染が確認された」と説明した。

 オミクロン株の濃厚接触者の待機期間短縮の開始時期については「遅くても来週くらいに開始する」と述べた。

 しかし、防疫当局は、米国が新型コロナウイルスの無症状感染者との濃厚接触者の待機期間を5日に短縮した部分について、韓国国内での適用の可否を短期間で決定することは難しいという見解だ。米国疾病統制予防センター(CDC)は27日(現地時間)、新型コロナウイルス感染者の待機期間を従来の10日から半分の5日に短縮した新しい指針を発表している。

 防疫当局は、オミクロン株に対する3回目のワクチン接種の効果がデルタ株に比べて劣るという事実も認めた。しかし、韓国国内ではデルタ株が優勢種であるため、3回目の接種は必要だという見解を示した。

 新型コロナウイルス予防接種対応推進団のホン・ジョンイク接種管理チーム長は「英国の研究結果などによると、3回目の接種をすれば、デルタ株は90%以上、オミクロン株は70%以上の予防効果があるというデータがあり、オミクロン株の対外効果が若干落ちる。韓国ではデルタ株が優勢種なので、この状況を乗り越えるために3回目の接種が依然として必要だ」と述べた。
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