中央防疫対策本部によると、25日午前0時現在のコロナ新規感染者は5842人だった。累計感染者数は60万2045人で、初めて60万人を超えた。ただし、新規感染者は前日(6233人)より391人減少した。1週間前の18日(7311人)と比べて1469人少なくなっている。オミクロン変異ウイルス感染者は81人増え、累計343人となった。
政府が18日から施行した社会的距離確保の強化で接触や集まりが減った上、高齢層を中心にワクチン3次接種に速度がついたためと見られる。一部では「停滞局面に入った」という表現も出ている。
しかし、重症者は5日連続で1000人を超えた。この日の重症者は1105人で、史上最大値を記録し、22日から4日連続で過去最多となっている。死亡者も105人で、累計死亡者は5176人だ。23日に109人を記録して以来、100人を超えたのはこの日が初めてになる。新規感染者は減少しているため、来週からは重症者や死亡者も減るだろうというのが防疫当局の判断だ。
一方、病床は依然として不足している。24日午後5時現在の首都圏重症者専担病床稼働率は、前日より2.2%ポイント下がった82.2%を記録した。地域別に見ると、ソウルの重症者病床稼働率は79.3%、キョンギ(京畿)は84%、インチョン(仁川)は87%に達する。残る病床はソウルが78床、京畿が62床、仁川は11床で、首都圏を合わせて151床に過ぎない。全国の集中治療病床稼働率は77.2%で、前日より1.6%ポイント低下した。
なお、韓国国内のコロナワクチン接種完了率は、この日の0時現在、82.4%(累計4230万7415人)が、3次接種は29.4%(1511万4773人)が終えている。
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