韓国の市民団体たちは朴槿恵前大統領の赦免について「反対」と「歓迎」の意をそれぞれ明らかにした(画像提供:wowkorea)
韓国の市民団体たちは朴槿恵前大統領の赦免について「反対」と「歓迎」の意をそれぞれ明らかにした(画像提供:wowkorea)
韓国の市民団体たちはきのう(24日)、パク・クネ(朴槿恵)前大統領の赦免決定を糾弾する声明と見解を次々と明らかにした。

「国政壟断(ろうだん)」により懲役22年の刑が下され服役中のパク前大統領は、今回の特別赦免の決定によりこれまでの4年9か月の刑期をもって釈放されることになる。

市民運動団体“参与連帯”は声明を出し「パク前大統領に対する赦免に反対し、ムン・ジェイン(文在寅)大統領の政治的赦免権の行使を糾弾する」と伝えた。また「パク前大統領への弾劾と司法処理はロウソク市民の力により成し遂げられたものであり、大統領の政治的赦免はロウソク市民たちの意思に反するものだ」とし「“社会的統合”とは距離のあるもので、大統領選を控える中、政治的考慮により決定された赦免だ」と主張した。

市民運動団体“経済正義実践市民連合”は、パク前大統領の特赦を「文大統領の赦免権濫用による選挙介入」と糾弾し、撤回を要求した。また「結局、多様な政治的人物たちを赦免するのは、大統領選を控え “票心”を動かそうとする大統領の意志が強く反映されたものだという疑いを拭いきれない」と主張した。

それ以外の市民団体も「自身(パク前大統領)が犯した犯罪行為に対して一抹の謝罪と反省さえしない人を『国民大和合』を理由に赦免するのは、民主主義の後退であり時代精神の破壊だ」と主張している。

一方、市民団体“太極旗革命国民運動本部”は、赦免を歓迎する記者会見を開いた。

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