朴槿恵前大統領、未納分の罰金15億円ほどが「赦免により免除」に…韓明淑元首相の追徴金未納分は「免除ならず」=韓国(画像提供:wowkorea)
朴槿恵前大統領、未納分の罰金15億円ほどが「赦免により免除」に…韓明淑元首相の追徴金未納分は「免除ならず」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の特別赦免によりパク・クネ(朴槿恵)前大統領の罰金が免除される。共に赦免されるハン・ミョンスク(韓明淑)元首相の追徴金は免除されない。

 パク前大統領は、2017年3月31日に国政壟断(ろうだん)事件により拘束・収監され、ことし1月に最高裁判所で懲役20年と罰金180億ウォン(約17億円)、追徴金35億ウォン(約3億4000万円)が確定した。

 パク前大統領は、追徴金35億ウォンは納付完了したが、罰金180億ウォンのうち150億ウォンは納付できていない。本日(24日)決まった赦免により残りの罰金は払わなくてよくなる。法務部(部は日本の省に相当)は「すでに払った追徴金は返金されない」と説明した。

 一方、ハン元首相の場合、残りの追徴金は全額納付しなければならない。ハン元首相は2007年に不正政治資金を受け取った容疑で起訴され、2015年8月に懲役2年と追徴金8億8300万ウォン(約8500万円)が確定した。

 判決確定後、検察は2016年に領置金250万ウォン(約24万円)、2017年に賃貸借保証金1億5000万ウォン(約1400万円)を差し押さえた。2018年に自発的な納付と預金債権差し押さえ1780万ウォン(約170万円)ほど、2019年1月に預金債権差し押さえ150万ウォン(約14万円)を執行した。

 検察がことし8月に自叙伝の印税を対象に251万8640ウォン(約24万円)、今月にも印税7万7400ウォン(約7500円)をさらに回収し、現在ハン元首相の追徴金未納額は約7億800万ウォン(約6800万円)になる。

 ハン元首相の追徴金消滅時効は2022年1月だったが、ことし6月にその他の債権差し押さえで2024年5月まで延長された。時効満了前の強制執行が行われれば時効が中止され、さらに3年の延長が適用される。

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