文政府への冷たい評価…「人材登用」は失敗、「実利外交」は成功=韓国(画像提供:wowkorea)
文政府への冷たい評価…「人材登用」は失敗、「実利外交」は成功=韓国(画像提供:wowkorea)
過去4年7か月間、韓国を率いてきたムン・ジェイン大統領に対する国民の視線は冷たかった。国民3人に1人が、文大統領が達成した具体的な成果はないとした。ムン大統領に対する残念な評価は、次期リーダーシップへの期待につながり、来年の大統領選挙にも影響を及ぼすものとみられる。

 総合経済日刊紙「イーデイリー」がM&M戦略研究所と共同企画で実施した世論調査の結果、ムン大統領に対する世論調査の結果、世論の冷たい視線がそのまま表われている。ムン大統領のすぐれた統治能力が何かを示した12項目の選択肢では、回答者全体の31.4%が「分からない」または「無回答」だった。「実利外交」が評価できるという回答が14.9%でそのあとに続いた。

 一方、評価できない項目としては、△専門性のある人材の登用(14.2%)△国民統合(13.1%)△対立調整(13.0%)が上位を占めた。

 次期大統領が重視すべき統治能力としては「国民統合」(14.0%)と「危機管理」(11.9%)が優先だった。ムン大統領在任時代に評価されなかったものが、そのまま反映されたものとみられる。ムン大統領が高く評価された「実利外交」(5.6%)は相対的に回答が少なかった。

 M&M戦略研究所のチョ・イムチュル首席研究委員は「ムン大統領の不足していた部分を次期大統領が優先的にカバーし、改善することを期待する」と分析した。
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