軍服着てDMZ訪問の尹錫悦候補、「停戦協定違反」で調査…今後物議が予想(画像提供:wowkorea)
軍服着てDMZ訪問の尹錫悦候補、「停戦協定違反」で調査…今後物議が予想(画像提供:wowkorea)
韓国最大野党“国民の力”のユン・ソクヨル(尹錫悦)次期大統領選候補が先ごろ、白骨部隊訪問の際に「停戦協定規定」に違反する行為をしていたことがわかり、今後物議が予想される。

 同件について尹候補側は「国防部(防衛省に相当)との協議を経て訪問した」とした上で、「該当部隊が協力を要請しその内容通りに従っただけだ」と弁明した。

 国連軍司令部は22日、報道資料で「20日、白骨観測所(241 OP)で前方師団が非武装地帯内で禁止された民間人活動を許可した事実について、認知している」と明かした。

 これを前に、尹候補は去る20日、カンウォン(江原)チョルウォングン(鉄原郡)にある陸軍3師団(白骨部隊)観測所を訪問。その際、尹候補は3師団が提供した迷彩柄の軍服、防弾ヘルメットなどを着用していた。

 これについて国連軍司令部は「前方師団が法的指示を守らず、民間人に戦闘員標識に該当する軍服を着させて必要以上の危険にさらすだけでなく、国連軍司令部の承認を得ずに追加人員が非武装地帯に入れるようにした」とし、「民間人に対する危険を最小化する目的で、特別に指定し統制している地域を出る行為も発生した」と指摘した。

 停戦協定第10条は、国連軍司令官がDMZ内軍事境界線(MDL)以南の「民事行政および救済事業」の責任をもつと規定している。特に、民事行政目的でDMZ内MDL以南地域に軍人・民間人が入る場合は国連軍事司令官より許可を受ける必要がある。

 国連軍司令部は「国連軍事司令官は該当の違反行為の根本原因を把握し、韓国の停戦協定規定の順守を破る行為と民間人を必要以上の過度な危険にさらす行為の再発防止のため調査に着手した」と明かした。

 尹候補の今回のDMZ訪問について、管轄部隊が国連軍司令部と事前・事後協議を十分におこなっていなかった点も指摘されている。

 国連軍司令部は「今回発生した行為の原因を把握し、調査を進めている。調査が終わり次第、停戦協定および韓国政府と締結した既存合意に基づき適切な措置をとる」と伝えた。

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