韓国のキョンサンナムド(慶尚南道)警察庁の21日の発表によると、今年10月23日、慶尚南道コジェ(巨済)で「赤ちゃんが息をしていない」という通報があったという。通報者は赤ちゃんの実父Aさん(21)だった。出動した救急隊員は赤ちゃんをすぐに病院に運んだが、病院に到着して1時間余りで死亡した。
死亡時、赤ちゃんのお腹にはあざがあり、お尻からはうみが出ている状態だった。警察の調べによると、事件当日、実母(18)は実家に帰っており、Aさんはこの日午前0時に赤ちゃんを一人で家に残し、5時間インターネットカフェに行っていた。
その後、Aさんは午前5時ごろ自宅に戻り、赤ちゃんに粉ミルクを飲ませ、7時間後の正午、再び赤ちゃんに粉ミルクを与えた後、ほかの部屋で寝たという。
生後約70日だった赤ちゃんは、3時間ごとに粉ミルクを飲ませなければならないが、この夫婦は赤ちゃんに1日3回粉ミルクを与え、使い捨てオムツを乾かして再び使っていたことが分かった。
また、赤ちゃんが受けなければならない予防接種や病院での治療履歴もなかった。この夫婦は新しいオムツを買うこともできないほど生活が厳しかったが、仕事を探すことも、自治体に助けを求めることもなかった。結局、赤ちゃんの葬儀費用も巨済市が支援した。
これに対し、警察はAさんに対し児童放任遺棄致死の疑い、Bさんに対して児童放任の疑いで捜査を進め、虐待があったかどうかも調べているという。
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