中央災難安全対策本部(中対本)は5日、定例ブリーフィングで、文化体育観光部から関連内容の報告を受け、これについて議論したと明らかにした。
当初、政府はワクチン未接種者に対する差別問題などを考慮し、ワクチン接種群ではなかった18歳以下の小児・青少年は防疫パス(接種証明・陰性確認)の適用対象から除外したが、500人以上の大規模公演では、例外なく防疫パスを適用することにした。
このため、公演に行く小児・青少年は、ワクチン接種を完了した場合は接種証明書を、接種していない場合はPCR(遺伝子増幅)陰性確認書を持参しなければならない。
こうした措置は、‘ウィズコロナ’を契機に防疫が緩和され、最近は10代の感染者の割合も増加する傾向にあるためだ。中央事故収拾本部(中収本)のソン・ヨンレ社会戦略班長は「生徒たちの感染の危険性などを懸念し、18歳以下に対してもPCR陰性確認書をもらうよう『大規模な非正規公演施設での500人以上行事指針』を案内している」と述べた。
今月1日から実施された段階的日常回復1段階措置によると、500人以上の集まりや行事は接種の有無とは関係なく、原則的に禁止される。
‘芸術の殿堂’のような正規公演施設で開催される音楽会などには人数制限および防疫パスは適用されないが、野外や体育館などの非正規施設で開かれる公演の場合、防疫パスを適用して499人以下に限って開くことができる。ただし、非正規公演施設で行われる500人以上のコンサートや各種スポーツ大会、地域の祭りなどの集まりや行事も管轄省庁と地方自治体の事前承認を受ければ可能になる。
承認を受けるためには、公演の主催側は観客全員に防疫パスを適用しなければならず、全座席は1席ずつ空席を設けて運営しなければならない。家族連れや友達同士は空席を設けずに座ることが可能になる。なお、施設面積と関係なく、入場者数は最大5000人に制限され、公演規模が1000人以上の場合は、自治体に災害対処計画も追加で届け出なければならない。
防疫パスの適用については、入場券を販売する際、事前に告知する必要がある。起立や歓声、スローガン、合唱など、飛沫が予想される行為は禁止され、マスク着用などの基本的な防疫守則を守らなければならない。
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