10代8人を死亡させても…20代運転手「無罪」判決が論議(画像提供:wowkorea)
10代8人を死亡させても…20代運転手「無罪」判決が論議(画像提供:wowkorea)
マレーシアの山岳道路で、20代の女性運転手が自転車に乗っていた10代8人を車ではねて死亡させたにも関わらず、無罪が宣告され議論が起きている。

今月12日(以下、現地時間)ベルナマ通信などによると、ジョホールバル高裁は8人を自動車事故で死亡させた疑いで起訴されたA(26)さんに、1審と同様に無罪を宣告した。

Aさんは、2017年2月18日午前3時20分頃、ジョホールバルの山道で、夜間に自転車に乗っていた8人(13歳1人、14歳4人、16歳の3人)を死亡させた疑いを受けている。

検察は、Aさんが危険な運転をして事故を起こしたと、有罪判決時に最高懲役10年が宣告される可能性のある疑いを適用した。

しかし、Aさんは裁判で「夜間に曲がりくねった坂道を上っていたため、視野が確保できなかった」とし「「団体で自転車に乗っていることも知らなかった」と悔しさを訴えたことが分かった。

これに対し裁判所は「何の警告も受けなかったという被告人の証言を受け入れる」とし「検察は被告人が危険運転をした疑いを立証できなかった」と判決した。

また、裁判所は、「Aさんが運転当時酒や薬を服用していなかったし、携帯電話を使用していなかった点を確認した」とし「坂道に曲線区間が多く、早朝の時間帯は暗い道であるため、自転車に乗った人が道路にいると予想するのは難しい」と判断した。
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