北朝鮮は、断絶していた南北通信連絡線を再開した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は、断絶していた南北通信連絡線を再開した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮はきょう(4日)、米韓合同軍事演習に反発し一方的に断絶した南北通信連絡線を再開した。

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韓国統一部(省)はこの日「午前9時に南北共同連絡事務所の開始通話が行なわれ、南北通信連絡線が再開した」と伝えた。韓国軍関係者も同時刻に「東・西海地区の軍通信線において、南北間で正常に通話が行なわれた」と伝えた。

統一部は取材陣に送った声明文で「政府は南北通信連絡線が連結されることで、朝鮮半島情勢の安定と南北関係回復のための土台が築かれたと評価する」と伝えた。

つづけて「政府は南北間の通信連絡線の安定的な運営を通じて速やかに対話を再開し、南北による合意の履行など南北関係回復問題と朝鮮半島平和定着のための実質的な話合いを始め、これを進展させていくことができるよう期待する」と語った。

韓国政府は、いったん新型コロナウイルス感染症の拡散の中でも南北間における対話のチャンネルが安定的に維持されるよう、ことし7月末に北朝鮮が公式に提案した「非対面TV会議のシステム構築問題」から話し合うものと予想される。

しかし北朝鮮はこの日、連絡線再開を予告した際「南朝鮮(韓国)当局は北南(南北)通信連絡線の再稼働の意味を深く刻み、北南関係を収拾し今後の明るい前途を開いていくことにおいて先決されるべき重大課題を解決するために、積極的に努力しなければならない」と伝えた。

「重大課題」とは、最近キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記とキム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党第1副部長が繰り返し強調している「対北敵対視政策および二重基準の撤回」などであるものとみられる。北朝鮮は「自分たちの弾道ミサイル発射だけを “挑発”と規定するのは不当だ」という主張を繰り返している。

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