帰国した韓国の北朝鮮担当高官「『終戦宣言』は北朝鮮との信頼構築に効果的」(画像提供:wowkorea)
帰国した韓国の北朝鮮担当高官「『終戦宣言』は北朝鮮との信頼構築に効果的」(画像提供:wowkorea)
韓国外交部(外務省に相当)のノ・ギュドク(魯圭悳)朝鮮半島平和交渉本部長は1日、「(北朝鮮との)信頼構築措置のうち最も効果的だといえる終戦宣言について、わが政府の立場を詳細に米国側に説明した」と明らかにした。この日北朝鮮が報道で明らかにした前日の反航空ミサイルの試験発射については、「わが国の国防、情報当局でさらに分析しているものと把握している」と述べるにとどまった。

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魯本部長は、前日インドネシアのジャカルタで米国の北朝鮮核交渉の実務を総括するソン・キム北朝鮮特別代表と北朝鮮の核問題に関する協議を行い、この日午前、インチョン(仁川)空港に到着し、記者らにこのように述べた。

魯本部長は、「北朝鮮の信頼構築措置について米韓間の協議があった」とし、「朝鮮半島情勢安定の重要性について共感し、平和プロセスを早期に再稼働させるための方案について相当に深い協議を行った」と説明した。

そして、対北朝鮮人道的事業についての議論も行われたと言及した。魯本部長は、「米韓の間では北朝鮮との人道的協力事業について議論が進められてきて、今回も米韓共同の方案、国際機関を通じた方案などさまざまな方案の協議があった」とし、「今回の協議をきっかけに関連事案についての協議を緊密に続けていくことにした」と付け加えた。

さらに、魯本部長は北朝鮮が前日に実施した反航空ミサイル(地対空ミサイル)の試験発射について、「わが国の国防、情報当局でさらに分析しているものと把握している」と述べた。

これに先立ちこの日午前、北朝鮮は朝鮮中央通信の報道を通じ、前日に新たに開発した反航空(地対空)ミサイルを試験発射したと明らかにした。キム・ジョンウン(金正恩)国務委員長が南北通信連絡線の復旧を示唆した翌日、ことしに入り7回目の武力挑発となる。
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