韓国統一部、北制裁「柔軟化」模索が必要との立場表明

韓国統一部は、国連安全保障理事会が対北制裁緩和を議論しているというロシアメディアの報道と関連し「制裁”柔軟化”を模索する必要があるとの立場を一貫して明かしてきた」と6日、伝えた。

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　統一部のイ・ジョンジュ報道官はこの日、定例ブリーフィングで「ロシアなど国連安保理の議論状況については確認できない」としながらも、「北朝鮮住民の人道的な困難を解消し民生を改善するため制裁問題について、より柔軟な立場で包括的な人道的協力を推進しなければならない」と明かした。

　またイ報道官は「今後、米朝間の非核化交渉の進展と共に鉄道、道路のような非商用公共インフラ部分などでも制裁の柔軟化を模索する必要があるとの立場を一貫して明かしてきた」と言及。

　その上で「今後も国連安保理決議を尊重しながら、国民と国際社会の共感をもとに制裁問題に対する検討を続けていく」とし、「米朝局長級協議と関連し、このような協議などを通して米国側と人道的協力を含めた朝鮮半島の平和プロセスの実質的な進展方案を幅広く議論していく」と伝えた。

　ただし、イ報道官は「現時点で、具体的な議題について明かすのは適切ではないと見ている」と付け加えた。