ソウル市内に設けられたワクチン接種会場で、接種を終えた市民が経過観察のために待機している(資料写真)=(聯合ニュース)
ソウル市内に設けられたワクチン接種会場で、接種を終えた市民が経過観察のために待機している(資料写真)=(聯合ニュース)
◇新型コロナワクチン順次供給 接種加速へ 今週、新型コロナウイルスのワクチンが順次供給され、供給不安が解消に向かい始めた。政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、今週は計542万1500回分のワクチンが供給された。政府が直接契約したワクチンとして、英アストラゼネカのワクチン119万2000回分が韓国製薬会社の国内工場から出荷され、続いて米ファイザー製ワクチン268万2000回分が到着した。2日には政府がルーマニア政府から購入したワクチンのうちファイザー製52万6500回分と、米モデルナから今週供給を受ける予定のワクチンの一部、102万1000回分が到着した。政府は18~49歳の住民を中心に接種を加速させ、秋夕(中秋節)連休(19~22日)前までに総人口の70%が1回目の接種を終えるようにする計画だ。2日午前0時時点で1回目の接種率は57.4%となっている。◇新規コロナ感染者1709人 59日連続で1千人超 中央防疫対策本部は3日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1709人増え、累計25万7110人になったと発表した。市中感染が1675人、海外からの入国者の感染が34人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1961人)より252人少なく、1800人を下回ったが、59日連続で1000人を超えた。◇物価急上昇 個人向け給付金でさらに上昇か 消費者物価が急速に上昇している。統計庁によると、8月の消費者物価指数は前年同月比2.6%上昇し、5カ月連続で2%台の上昇率となった。中でも食品・飲料(酒類を除く)や家庭用品、交通費など、日常生活に密接に関わる品目の上昇率が大きく、出費が増える秋夕を前に家庭の経済的負担が増している。新型コロナ対策として全国民の約88%を対象に国民支援金が近く給付予定だが、生計の足しになると期待される一方で、物価上昇圧力が高まる可能性もある。◇北朝鮮の金正恩氏 コロナ防疫対策の強化指示 北朝鮮は2日、党政治局拡大会議を開いた。朝鮮中央通信によると、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は「世界的な大流行感染症事態が拡大し続けている危険な状況は国家的な防疫対策をさらに強化して実施することを求めている」として、「防疫体系とこの部門の事業を再点検し、一層緊張感を持つための集中攻勢をかけなければならない」と強調した。
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