韓国政府、北朝鮮の原子炉再稼働の兆候について「米韓の協力のもと監視中」

北朝鮮が7月初めにヨンビョン（寧辺）のプルトニウム原子炉を再稼働した状況があるという国際原子力機関（IAEA）の報告書について韓国政府は、「米韓の緊密な協力のもと北朝鮮の核・ミサイル活動を持続的に監視している」と述べるにとどまった。

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統一部（部は省に相当）のイ・ジョンジュ報道官は30日、定例会見でIAEA報告書に対する政府の立場を聞かれ、「北朝鮮の核施設の稼働兆候などについては確認する事案がない」と明らかにした。

イ報道官は、「韓国政府は緊密な米韓の協力のもと北朝鮮の核・ミサイル活動を持続的に監視している」とし、「これをもとに朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和定着、南北関係の発展のため持続的に努力していく」と強調した。

国防部（防衛省に相当）のプ・スンチャン報道官も、「軍は北朝鮮の核関連の動向について緊密な米韓の協力のもと綿密に追跡している」とし、「具体的な動向は公開が制限されることを理解してほしい」と述べるにとどまった。

これと関連し、外交部のノ・ギュドク（魯圭悳）朝鮮半島平和交渉本部長は、米国の北朝鮮核交渉の実務を総括するソン・キム北朝鮮特別代表の招請で29日から米国を訪問している。今回の訪米で米韓は、寧辺の核施設を含む北朝鮮の核開発状況に関する状況の共有と北朝鮮の対話再開方案などを議論するものとみられる。