韓国　けさのニュース（８月１３日）

◇新規コロナ感染者１９９０人　３日連続で２千人前後　中央防疫対策本部は１３日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から１９９０人増え、累計２２万１８２人になったと発表した。市中感染が１９１３人、海外からの入国者の感染が７７人だった。１日当たりの新規感染者数は前日（１９８７人）から３人増えた。初めて２０００人を超えた今月１１日（２２２３人）に次いで過去２番目の多さとなった。◇感染拡大止まらず　政府が連休中の移動自粛呼びかけ　新型コロナウイルスの感染拡大は収まるどころかさらに勢いを増している。１日当たりの新規感染者数は３８日連続で１０００人を大幅に上回り、２０００人を超える日も出た。政府は光復節（日本による植民地支配からの解放記念日）の連休にはなるべく移動や旅行を控え、家にとどまるよう呼びかけた。また、感染拡大を抑え込むため追加の防疫措置の議論にも着手した。◇海軍女性下士官　上官からのセクハラ訴え自殺　海軍で上官からセクハラを受けたと訴えた女性下士官が自殺していたことが分かった。下士官は５月２７日に飲食店で同じ部隊の上官からセクハラを受けたとされる。島しょ地域の部隊に勤務していた下士官は、今月９日になって別の部隊に配置転換された。これに対し、加害者と被害者の分離など適切な措置が取られなかったのではないかとの疑問が持ち上がっている。韓国軍では、５月にも空軍の女性下士官が上官からセクハラを受けたと訴えた後に自殺している。◇サムスントップが仮釈放　保護観察に　前大統領の朴槿恵（パク・クネ）氏らへの贈賄罪などで服役していたサムスングループ経営トップの李在鎔（イ・ジェヨン）サムスン電子副会長が１３日に仮釈放される。李氏は１月１８日の差し戻し控訴審で懲役２年６カ月の実刑判決を受け、服役していた。李氏は仮釈放期間中、保護観察を受ける。転居や１カ月以上にわたる旅行をする際は事前に保護観察官に届け出る必要がある。就業制限の規定も適用される。◇旧日本軍の「洞窟陣地」　済州島に４４８カ所　日本による植民地時代に南部・済州島で「玉砕作戦」を決行しようとした旧日本軍が構築した洞窟陣地が４４８カ所に上るとする現場調査の結果が公開された。このうち７地域の７３カ所は国の登録文化財に指定されているが、残りの３７５カ所は事実上放置されている。旧日本軍は敗戦直前、本土を守るための最後の拠点として済州島を選び、７万４７８１人の兵力を配置する「決７号」作戦で島全体を要塞化しようとした。