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韓国 きょうのニュース(8月11日)
◇新規コロナ感染者2223人 初の2千人超え 韓国の中央防疫対策本部は11日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から2223人増え、累計21万6206人になったと発表した。市中感染が2145人、海外からの入国者の感染が78人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(1537人、訂正後)に比べ686人多く、初めて2000人を超えた。◇強制徴用の被害者遺族 日本企業への損害賠償請求で敗訴 日本による植民地時代だった戦時中に強制徴用された韓国人被害者の遺族が日本の三菱マテリアル(旧三菱鉱業)に損害賠償を求めた裁判で、ソウル中央地裁は原告の訴えを退けた。この徴用被害者は、強制徴用されて1941~45年に炭鉱で働かされたと生前に証言していた。これを基に遺族5人は2017年2月、1億ウォン(約960万円)の損害賠償を求めて三菱マテリアルを提訴した。◇チョ国元法相の妻 二審も懲役4年 ソウル高裁は、チョ国(チョ・グク)元法務部長官の妻で、娘の大学院不正入学を巡る業務妨害や私文書偽造など計15の罪に問われたチョン・ギョンシム東洋大教授に対し、一審と同じ懲役4年を言い渡した。ただ、一審では罰金5億ウォン(約4800万円)、追徴金1億4000万ウォンを命じたが、同高裁は罰金5000万ウォン、追徴金1000万ウォンとした。同高裁はチョン被告の娘の不正入学を巡る罪をすべて認定し、「教育機関の入学業務を妨害し、入試制度の公正性に対する社会の信頼を深刻に傷つけた」と指摘した。◇文大統領が強い危機感「安定化に最善尽くす」 コロナ感染2千人超えに 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、青瓦台(大統領府)高官との会議で「国民の自己犠牲的な協力と防疫当局の努力にもかかわらず、(新型コロナウイルスの)1日当たり新規感染者数が2000人を超えた。深く憂慮する」と述べた。また「これまで成功してきた防疫において主人公である国民の協力を今一度お願いし、政府も状況の安定化へ最善の努力を尽くす」と強調した。◇北朝鮮 2日連続で韓米演習を強く非難 北朝鮮・朝鮮労働党の金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長は、事前演習が始まった韓米合同軍事演習について「南朝鮮(韓国)当局が10日から再び戦争演習を行う狂気を振るいはじめた」として、「誤った選択により自分たちがいかにすさまじい安保危機に近づいているかを時々刻々感じさせる」と非難する談話を発表した。北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長に続き、2日連続で韓米演習を非難する談話を出した。10日午後以降、韓国との通信連絡線の定時通話にも応じていない。◇療養型病院・施設の防疫規則強化 面会禁止の地域も 療養型病院や療養施設で新型コロナウイルスワクチンの接種を完了してから2週間経過以降に感染が分かる「ブレイクスルー感染」が相次ぎ、政府は病院や施設を対象に再び防疫規則の強化に乗り出した。感染防止策「社会的距離の確保」が上から2番目の第3段階以下の地域の療養型病院や療養施設では非接触での面会のみを認め、最高レベルの第4段階の地域では訪問面会を禁止する。病院や施設の従事者に対して行っているPCR検査は、ワクチン接種有無にかかわらず第4段階の地域で週1回、第3段階の地域では2週間に1回に拡大する。◇最大野党の党員急増 政権交代へ支持層結集 保守系最大野党「国民の力」の党員数が、6月の党大会から2カ月で約11万人急増したことが分かった。このうち約9万人が党費を納める「責任党員」となり、責任党員の数は28万人から37万人へと30%以上増加した。ソウル市長の補欠選での圧勝と、党大会で36歳の李俊錫(イ・ジュンソク)氏が代表に選ばれたことで政権交代に対する期待感が高まり、支持層が結集する好循環が生まれたものと分析される。

