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南北通信連絡線 北側が応じず再び不通に=韓米演習が影響か
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が10日午後、南北通信連絡線の定時通話に応じなかった。同日始まった韓国と米国の合同軍事演習の事前訓練に対し不満を示したとみられる。 韓国統一部は、午後5時に行われる南北共同連絡事務所を通じた定時通話が行われなかったとし、状況を注視していると説明した。 韓国軍と北朝鮮軍の通信線も午後の定時通話が行われていない。韓国軍関係者は「東海と西海(黄海)の通信線のいずれも午後4時の定時通話が行われなかった」と明らかにした。 南北通信連絡線は先月27日に復旧されたが、14日ぶりに再び不通となった。定時通話は、連絡事務所を通じ毎日午前9時と午後5時に、軍通信線を通じ毎日午前9時と午後4時に行われた。 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が同日午前、韓米合同軍事演習の事前訓練開始に反発する談話を発表したが、南北は午前の定時通話を通常通り行った。 金与正氏は談話で「米国と南朝鮮(韓国)軍がついに情勢の不安定を一層促進させる合同軍事演習を開始した。南朝鮮当局者の背信的な振る舞いに強い遺憾の意を表す」と非難した。また、「われわれが何度も出した警告を無視して強行する米国と南朝鮮の危険な戦争演習は必ず自らをさらに厳しい安保脅威に直面させる」とけん制した。

