(画像提供:wowkorea)
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東京五輪が閉幕し、韓国メディアからも様々な観点から大会を総括する記事が多数上がっている。

ウ・ハラム の最新ニュースまとめ

ハンギョレ新聞は、新型コロナウイルスの感染拡大で開催が1年延期、無観客で開催されたことを挙げた上で「紆余(うよ)曲折の末、大会が始まったが、選手村で感染者が発生するなど、防疫問題が明らかになった。日本国内の感染者も急速に増えた」と指摘した。

一方で「風前の灯のようだった東京五輪を再び燃え上がらせたのは選手たちだった」とした。アーチェリー女子韓国代表チームが団体9連覇を成し遂げたことや、初出場にしてアーチェリー3冠に輝いたアン・サン(安山)選手を挙げ、偉業をたたえた。

また、キム・ヨンギョン(金軟景)主将がチームをまとめ上げ、4強入りを果たした女子バレーボールチームや、男子板飛び込みで4位となり、韓国の飛び込み競技史上最高成績を残したウ・ハラム選手など、躍進しながら惜しくもメダルを逃したチーム、選手を挙げ「ベストを尽くすとは何かを全身全霊で示してくれた選手たちと共に泣いて笑う中で、人々はしばらくコロナ禍の厳しい現実を忘れることができた」とした。

聯合ニュースは、金メダル6、銀メダル4、銅メダル10個で総合順位16位だった韓国の今大会の成績を総括。韓国は今大会の目標を「金7個以上、総合順位10位以内」としていたが、金メダル獲得数は1984年のロサンゼルス大会以来の最少の結果となった。

記事は、お家芸のテコンドーや、国際大会でコンスタントにメダル獲得を果たしてきた柔道の不振を指摘した。

また、2024年のパリ大会に向け、韓国選手団を統括する大韓体育会が、メダル戦略を再検討する見通しであるとし、「伝統に固執しすぎず、東京大会で可能性を示して国民を熱狂させた競技・種目でメダル候補を育てることも新戦略に含まれる見通しだ」と伝えた。

一方、中央日報は、大会を終えた日本の政局について取り上げ、「反対意見がある中で五輪開催に踏み切った菅義偉首相には、今秋の衆議院選挙という試練が待ち受けている」と伝えた。日本国内の一日の新型コロナ感染者が連日最多を更新していることを指摘し「五輪以降の新型コロナの状況をどのように収拾するかが、菅政権の成否を分けることになるとの見方が出ている」と伝えた。

また、イーデイリーは大会前、東京五輪・パラリンピックの公式ホームページの地図に竹島(韓国名・独島)が表示されているとして、韓国内で反発の声が上がり、韓国の次期大統領選挙候補者の中からは五輪ボイコットの主張も飛び出したことに言及。その上で記事は、「実際に開催されたオリンピックが与えてくれた感動は、全ての葛藤と悪い感情を和らげてくれた」とし、「国内外を問わず、オリンピックを政治的な道具として扱う旧態依然としたやり方は無くすべきだ」と主張した。

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