農耕地の11%で被害、北朝鮮が被災状況明らかに

北朝鮮の水害による農耕地の浸水や埋没、流失などの被害は、14日までの集計で田んぼやトウモロコシ畑の11%以上に上ることがわかった。北朝鮮農業省のリ・ジェヒョン局長が明らかにしたもので、朝鮮中央通信が15日に報じた。北朝鮮の当局が水害の被害規模について具体的に示すのは異例だ。
　リ局長は、今回の水害について、これまでに経験した水害に比べ被害がとても大きいと話している。最終的な集計では、水害による被害としては過去最大水準になる可能性もある。

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　リ局長によると、北朝鮮の穀倉地帯である平安南道では2万6000町歩余り、黄海南道では2万町歩余りの田畑が完全に浸水しているという。黄海北道では3万7000町歩が水に浸かっており、地域別で最も大きな被害を受けている。また、施設面では、全国で200余りの揚水場、1600か所の水路、480か所の農業施設、800か所で河川が破壊され、数百台の揚水機と電動機、変圧器などが浸水や流失した。


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