北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、水害被害と関連し「党中央と道、市、軍による被害復旧指揮部が組織され復旧作業に全力を挙げている。各地の幹部と労働者らは被害地域の住民を支援を活発に進めている」と報じた。同通信は、北朝鮮の全域で農業や運輸部門をはじめとする経済部門と住民生活で被害が拡大しているとし、平壌をはじめ黄海南道、黄海北道、平安南道、江原道、咸鏡南道が連日豪雨に見舞われていると伝えている。鉄道、道路、橋、堤防、揚水場などが破壊されており、電力、通信網も寸断されたほか、多くの人命被害も発生しているという。
 平壌市内では、大同江と普通江の水位が急上昇しており、一部の地域は浸水により交通がまひしている。

 一方、朝鮮中央放送も水害の被害状況と関連し、大同江の氾濫(はんらん)を防ぐため、上流にある水力発電ダムで最大限貯水するようにしているほか、西海閘門をはじめとする閘門(こうもん)と緊密な連携をとりながら洪水を防ぐのに全力を尽くしていると伝えた。また、鉄道省では職員と労働者らが寸断された線路の復旧を進めているほか、平壌と元山間をはじめとする主要道路にも多くの被害が出ており、朝鮮人民軍の軍人を動員して復旧を進めているという。


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