ニューヨーク検察は、クオモ州知事に対して提起されていた “セクハラ疑惑”が事実だという捜査の結果を発表したことで、クオモ州知事は 長い間 政治的パートナー関係を維持してきたジョー・バイデン米大統領をはじめとした民主党からの強い辞任要求に直面している。
3日(現地時間)米CNN放送とロイター通信・ニューヨークタイムズなどによると、バイデン大統領はこの日 クオモ州知事の ”進退”についての質問に「私は、彼が辞任すべきだと考える」とストレートに語った。
バイデン大統領はことし3月、クオモ州知事によるセクハラ疑惑が取り沙汰された当時「このことが事実ならば、辞任すべきだ」と見解を述べていた。
この日ニューヨークの検察総長は、クオモ州知事が前・現職の女性補佐官に対しセクハラ行為をし、セクハラの事実を公開した職員に対し 報復措置をとっていたという内容の盛り込まれた165ページの報告書を公開した。
クオモ州知事は、検察の発表直後「事実とは非常に異なる」として、不適切な行為をしなかったという立場を固守した。クオモ州知事は「抱擁し頬にキスするのは 親しさを表わすための行動であり、相手の人種や性別・年齢に関係のない行為だ」と主張した。
しかしこのような釈明にも、クオモ州知事の政治的立場はそれこそ「四面楚歌」である。
民主党の議会第一人者であるナンシー・ペロシ下院議長は、声明を出し「真実を語るために出てきた女性に声援を送る」とし「私は、州知事のニューヨーク愛と 州知事職に対する尊重を認めるが、彼が辞任することを求める」と語った。
CNNは「ニューヨーク州の上院議員63人のうち 少なくとも55人が、クオモ州知事の辞任に同調している」と報道した。これは 弾劾可決に必要な議決を満たす3分の2を さらに超える人数である。
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