延世大学と早稲田大学の学生40人は4日から、韓国対人地雷対策会議のあっせんで中東部前線最前方地域の江原道楊口郡亥安面の「パンチボール」地区を訪れている。村で寝食をともにし、地雷により被害を受けた農家の人々の農事を手伝っている。
亥安面は国内で唯一、民間人統制ライン内に位置する「面」。盆地の形から「パンチボール」と呼ばれるようになったこの地域は、朝鮮戦争激戦地で地雷で被害を負った人も多く、今でも地域内には「地雷」という表示板が見られる。韓日の若者がここを訪れたのは、朝鮮半島分断の現場に暮らす住民の実態を見ることが北東アジアの平和と未来の課題を理解することに役立つと期待したため。ボランティア活動のほかにも、それぞれの歴史観などに関する討論を行っている。週末には地雷被害者との懇談会も行う計画だ。14日には都羅山駅など非武装地帯(DMZ)を見学した後、15日は戦争記念館、西大門刑務所歴史館などを訪問する。
参加した日本人学生は、農事は大変だが韓国人学生たちと仲良くなれてうれしと話す。第4トンネルや乙支展望台では緊張したが、農村の様子は意外に平和だったと感想を語った。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0