キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
キム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮労働党総書記が 北朝鮮内の防疫に関して「重大事件」を言及したことで、文大統領の任期末の対北アプローチに関心が集まっている。
「北朝鮮がワクチン支援を媒介として対話の扉を開くことになるか」という期待に対して、専門家の多くは首を横に振っているが、一部では「もしかして」という期待が出ている。文大統領が外交舞台で 北朝鮮へのワクチン支援の可能性を言及しているだけに、余計である。
発端はきのう(6月30日)、北朝鮮メディアの報道であった。北朝鮮の国営通信“朝鮮中央通信”は「労働党中央委員会政治局は 一部の責任幹部たちの職務怠慢行為を厳重に取り扱い、全党的に幹部革命の新たな転換点とするため、29日 党中央委員会本部庁舎で拡大会議を招集した」と報道した。
このメディアによると、この日 キム総書記は拡大会議を主宰し「責任幹部たちが世界的保健危機に備えた国家非常防疫における党の重要決定執行に対する怠慢により、国家と人民の安全に大きな危機をもたらす重大な事件を発生させた」と叱咤した。
予想もしなかったメッセージであった。北朝鮮では、このようなことは異例なことである。そのようなことから キム総書記の言及した「防疫管理における重大事件」が、新型コロナの感染を意味する可能性があるという点で、注目されている。
「北朝鮮の姿勢が変わることにより、南北もしくは米朝間の疎通が再開するのでは」という期待が、一部から出ている。特に 文大統領は防疫協力の中でも、北朝鮮に対する新型コロナワクチン支援を強調してきた。
ただ 北朝鮮専門家たちの反応は、一旦 否定的である。韓国政府のシンクタンクである統一研究院のホン・ミン研究委員は「防疫に関する重大事件という表現は初めてだ。断言はできないが、集団感染に準ずる事件が発生した可能性は高い」とし「(韓国との)防疫協力に応じる方式よりかは、むしろ 遠ざける可能性が高い」と分析した。つづけて「北朝鮮は完璧な統制が可能だとして、これまで防疫の成果をあげていたことから、ワクチン依存体制は築かないという意志があるものとみられる」と語った。
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