韓国ソウルの韓国放送大学デジタルメディアセンターで開かれた「知れば違ってみえる日本文化」ブック・コンサートの様子(画像提供:wowkorea)
韓国ソウルの韓国放送大学デジタルメディアセンターで開かれた「知れば違ってみえる日本文化」ブック・コンサートの様子(画像提供:wowkorea)
今は、歴代最悪の日韓関係である。韓国では「親米」・「親中」という言葉は 広く使われているが、「親日」という言葉は「売国奴」という意味で使われている。そのような状況の中 日本オタクを自称する45人が集まり、共同で執筆した本がある。日韓中の3か国について研究する学術フォーラム“東アジア サランバン(客人をもてなす部屋)フォーラム”が書いた「知れば違ってみえる日本文化(知識の翼)」である。この本には日本人10人・韓国人35人が参加している。

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この時期に このような本が果たして世の中に通じるのか。しかし その心配をよそに 反響はかなり熱かった。今年5月の出版から半月でこの本は、韓国オンライン書店“イエス24”の歴史分野で ベストセラー9位にまでランクアップし、韓国の大型書店“教保文庫”で 6月の「手に入れたい新刊」に選定された。現在 3度目の増刷を控えている。

日本メディアも、この本を大きく扱っている。東京新聞・中日新聞は、この本を1面に載せた。

しかし 出版を主導した韓国放送大学のイ・ギョンス日本学科教授は、今月22日 ソウルの放送大学デジタルメディアセンターで開かれたブック・コンサートで、この本が 日本の新聞の1面に載ったことが紹介されたことで「嬉しい気持ちより心配になった」と語った。

デリケートな日韓関係上、このような本の出版意図が 歪曲されて伝わる可能性があるという負担によるものである。しかし そのような心配とは異なり、日本メディアも「単なる愛国的言動」と捉えるのではなく、「嫌韓」「反日」の はびこっている世の中でも、互いを理解しようと努力する「真面目さ」に注目している。

日韓関係が このように困難となった根本的原因について 外交専門家たちは「乖離した歴史認識」によるものだという。

このごろの日本の若者にとって、韓国は「過去の植民地」ではなく「BTS、ミョンラン時代ホットドック・Kビューティー」の国である。国民たちの直接的な疎通を通じて、韓国の歴史・伝統・文化などに対する共感の輪が拡散し、信頼が回復している。

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