同社のセキュリティー対応センターによると、今月22日に韓国統一部からの電子メールを装ったサイバー攻撃が、24日には韓国政府系シンクタンクの統一研究院をかたった攻撃がそれぞれ見つかった。「タリウム」や「キムスキー」などの名前で知られる北朝鮮と関連のあるハッカー集団の犯行と推定される。
メールは「北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会?総会の分析」を載せているように見せかけ、送信元のアドレスを実際の統一部と統一研究院の公式アドレスのように偽装していた。
メール画面ではPDFファイル形式などの文書の全文が添付されているように見せ、クリックを誘導する。リンクをクリックしてログイン情報を入力すると、受信者のアカウントが盗まれる。
同社は、「タリウム」はこのところ政府系の原子力研究機関を含め、兵器システムを研究する防衛関連企業に至るまで幅広くサイバー攻撃を仕掛けているとし、より緊密な官民の協力と備えが必要だと指摘している。
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