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韓国 けさのニュース(6月16日)
◇文大統領 スペインを国賓訪問 欧州3カ国を歴訪中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日午後(現地時間)、最後の訪問国スペインの首都マドリードに到着した。新型コロナウイルスが世界的に大流行して以降、スペインが国賓を迎えるのは文大統領が初めて。文大統領はこの日、国王フェリペ6世がマドリード王宮で催した歓迎式に出席。その後訪問したマドリード市庁では、アルメイダ市長から「マドリード市の門はいつでも開かれている」という意味を持つ黄金の鍵を贈られた。続いて、フェリペ6世夫妻主催の国賓晩さん会で初日の日程を終えた。文大統領は17日まで滞在する。◇コロナワクチン接種率引き上げへ 自治体が続々「特典」 韓国各地の自治体がこぞって、新型コロナウイルスのワクチン接種を少なくとも1回受けた人に対する特典を打ち出している。接種率を引き上げて日常への回帰を早める狙いだ。スポーツ施設や博物館、科学館、国立公園など各種施設の入場料、生涯教育の受講料の割引・免除といった特典が多い。高齢者交流施設の利用制限をなくすところもある。全羅北道は道内の公共交通機関、観光地、飲食店、宿泊施設の利用に使える旅行パスを1枚購入時に、もう1枚を無料で提供する。大田市は市内のテーマパークと地元プロサッカーチームのホーム観戦入場料を割引する。◇22年最低賃金巡る審議 労使の綱引き本格化 2022年度(1~12月)の最低賃金を巡り、労使双方の委員や有識者などで構成する最低賃金委員会の審議が続いている。7月中旬をめどに決定する必要があるが、今年は新型コロナウイルス長期化の影響とその中での経済回復、来春の大統領選挙という政治日程も絡み、雇用を取り巻く状況が一層複雑化している。21年度の最低賃金の上昇率は1.5%と過去最小の上げ幅だったが、新型コロナという未曾有の危機の前に労使が激しい対立を控えたという事情がある。今年は輸出を中心に経済成長率の回復が予想されるものの、内需の持ち直しが進まない一方で物価は上がり、低賃金の労働者にとっては厳しさが増している。経営者側は二極化が鮮明だ。非対面・非接触、IT、輸出型など一部の大企業がコロナを追い風に業績改善が進む半面、サービス業や内需型企業、中小企業、自営業者・小規模事業者は新型コロナの打撃から抜け出せずにいる。◇金正恩氏 党中央委総会で「食糧事情が逼迫」 北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の主宰で15日に党中央委員会総会が開会し、食糧問題について議論した。国際情勢への対応方向も決める方針だ。金正恩氏は食糧難や新型コロナウイルスへの対応、反社会主義の克服などに言及。「昨年の台風被害で人民の食糧事情が逼迫(ひっぱく)している」として対策を指示した。

