韓国人の投資で中国・白頭山で経営されていた温泉観光ホテルが31日に突然撤去された。同ホテル社長が聯合ニュースの電話取材に対し明らかにしたもので、中国の「長白山保護開発区管理委員会」が公安と作業員を動員し、クレーンなどを使い建物の一部を撤去したという。

管理委員会は6月22日に同ホテルの一部が違法増築に該当するとして強制撤去を通告したが、ホテル側はこれを不服とし、吉林省商務庁と管理委員会に撤去決定の再考を求める再審申請書を提出していた。31日午後になり管理委員会関係者がホテルを訪れ、補償金を支払うとして撤去同意を要求したが、ホテル側がこれも拒否したため、撤去作業を開始した。ホテル側は裁判所の強制撤去執行令状を見せるよう再三要求したが聞き入れられず、社長夫妻は撤去作業中、公安関係者らにより近くの建物に軟禁されていたと話している。

また、別のホテルも昨年9月に撤去通告を受けており、関係者によると、公安がホテル周辺を封鎖し、接近や写真撮影も不可能な状態のなか、状況を見守っているという。

Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0