IOC最古参委員ディック・パウンド氏、東京五輪は「菅首相が中止求めても、開催」と発言=韓国メディアも大々的に報道(画像提供:wowkorea)
IOC最古参委員ディック・パウンド氏、東京五輪は「菅首相が中止求めても、開催」と発言=韓国メディアも大々的に報道(画像提供:wowkorea)
IOC(国際オリンピック委員会)最古参委員ディック・パウンド氏(79)が、ことし開催予定の東京五輪について「菅首相が大会中止を求めたとしても、開催される」と発言。この発言を韓国メディアも大々的に報じている。

 影響力をもつパウンド氏が、日本国内で新型コロナウイルス感染が拡大したとしても「五輪は無条件で開催する」と述べたことに、韓国も驚きを隠せない。

 韓国メディア「Edaily」は27日、パウンド氏を「カナダ出身で、1978年IOCで活躍し現在は”最古参委員”」と紹介した上で、「パウンド氏は日本の週刊誌『週刊文春』とのインタビューで『菅首相が五輪中止を求めたとしても、大会は開催される』と明かした」と伝えた。

 同記事によると、「日本での国民世論調査結果、80%が大会開催に否定的だ」という質問に対しパウンド氏は「日本は昨年3月、すでに大会を一度延期した」とした上で「大会延期の選択肢は、テーブルに存在しない」と回答。また「日本人の大部分が五輪開催に否定的な意見をもっていることは残念」としながら、「大会を開催したとしても、追加のリスクはないという科学的な証拠があるにも関わらず、なぜ(それを)無視するのか。ただ『嫌だ』と言っているだけではないのか」と話したという。

 また「私が知っている限り、日本政府は非常に協力的だ。五輪の開催は、日本の当局、公衆衛生当局、そしてオリンピック・ムーブメント(IOCなどの活動)が共有している決定」としたパウンド氏は、「仮に菅首相が大会中止を求めたとしても、それはあくまで個人的な意見に過ぎない。大会は開催される」と言い切ったと伝えられている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 4