ワクチンの接種を待つ警察官(資料写真)=(聯合ニュース)
ワクチンの接種を待つ警察官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた後に死亡した警察官について、警察が殉職認定を得る手続きを進めていることが26日、分かった。

 警察庁によると、南部・全羅南道の長興警察署は先月30日に英アストラゼネカ製ワクチンの接種を受け、今月16日に病院で死亡した同警察署所属交番の50代警察官を殉職扱いとするための手続きを準備している。

 同警察署が必要な書類を添えて公務員年金公団に殉職認定を申請すれば、公団は事実関係を確認した上で人事革新処の審査委員会に回付する。人事革新処が殉職と認めれば、遺族は年金や補償金を受け取ることができ、故人は国立墓地に埋葬される。現在は同警察署が申請のための資料を集めている段階で、警察庁は書類作成などをサポートする方針だ。

 亡くなった警察官は接種を受けた後、吐き気、頭痛、悪寒、足のしびれ、胸の痛みなどの症状が出たが、勤務を続けていた。今月12日、帰宅途中に倒れて病院に運ばれ、治療を受けていた。

 韓国ではエッセンシャルワーカーへの接種計画に基づき、警察官に対するワクチン接種が行われている。


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