キムチ輸出企業を訪れた農食品部長官…「韓国キムチの安全・優秀性を世界に知らせる」

韓国のキム・ヒョンス農林畜産食品部（農食品部）長官が25日、キムチ輸出中小企業を訪れ、労をねぎらった。農食品部は、国産キムチの安全性や優秀性を積極的にPRし、昨年史上最大となった輸出実績を続けていく計画だ。

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キム長官はこの日の午後、チュンチョンプクド（忠清北道）ポウン（報恩）郡にあるキムチ輸出中小企業‘イーキム’を訪問した。キム長官の今回の訪問は、昨年から成長を続けているキムチ輸出業界の関係者たちの労苦を励まし、今後キムチ輸出の増加傾向を持続しようとする意志を固めるために用意された。

昨年のキムチの輸出額は1億4450万ドル （約157億3460万円）で、前年比37.6%増加し、過去最高を記録した。

キム長官は「昨年、韓国のキムチ輸出が過去最大値を達成できた背景には発酵食品に対する消費者たちの関心と共に、韓国の食品企業の役割がとても大きかった」とし「コロナなどの厳しい環境の中でもキムチ輸出のために積極的に努力してきたキムチ輸出業界に感謝すると共に、今後も韓国のキムチの優秀性と安全性が広く知られ、海外で認められる企業がたくさん出てくることを願う」と述べた。

農食品部はこれまで抗酸化効果、免疫力増進など、キムチの健康機能性に関する研究を支援し、キムチの優秀性を広く知らせるためオンライン・オフラインのメディアを活用して広報を推進してきた。また、中小キムチ輸出業者の海外進出を支援するため、輸出用キムチ製品の包装デザイン改善、認証取得、ビーガンキムチ製品開発などを支援する一方、コロナ以後に急成長したオンライン食品市場を積極攻略するなど、消費底辺を広げるための事業を推進してきた。

このような努力のもと、キムチの輸出額は昨年歴代最大値を記録して以来、増加を続けている。今年4月までの累計キムチ輸出額は6110万ドル（約66億5318万円）と、前年同期比35.4%増加した。

特に、これまで主要輸出国だった米国や日本だけでなく、欧州や他の地域にもキムチの輸出が拡大しており、今後、キムチ輸出は持続的に増えるものと期待される。

農食品部は今後もキムチ輸出の増加傾向を維持するため、国産キムチの安全性を強調し、キムチの機能性を広報することに重点を置く計画だ。

キム長官は「国内で生産されるすべてのキムチは生産から流通まで徹底的に管理され安全だ」とし「海外で生産されるキムチと差別化される韓国キムチだけの効能と安全性を海外に積極的に知らせていく」と明らかにした。