会場で記念撮影する台湾のスカウトたち=6日、扶安(聯合ニュース)
会場で記念撮影する台湾のスカウトたち=6日、扶安(聯合ニュース)
【扶安聯合ニュース】韓国南西部・全羅北道セマングムで開催中のボーイスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」の共同委員長を務める金賢淑(キム・ヒョンスク)女性家族部長官は6日の記者会見で、同日に開かれる予定だったK―POP公演を閉営式が行われる11日に開催する方針を明らかにした。事故や熱中症患者の発生を防ぐためという。 金氏は「K―POP公演は安全かつ快適な環境で楽しめるよう安全に最も適した場所を検討している」と述べた。共同委員長の李祥敏(イ・サンミン)行政安全部長官は「(公演が)延期されただけにコンテンツをさらに強化し、充実したプログラムになるよう努力している」と強調した。 公演には人気ガールズグループ・IVE(アイブ)などのK―POPアーティストが出演する予定だった。世界から集まった青少年の関心が高く、多くの参加者が押し寄せることが予想され、雑踏事故などへの懸念も出ていた。 一方、韓国政府は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の指示を受け、スカウトたちが参加できる全国各所の観光プログラムを準備している。スカウト連盟側と具体的な日程を協議し、プログラムの運営を始める方針だ。李氏は「政府が大会を全面的に支援することにしてから現場が安定を取り戻している」とし、「特に猛暑に気を使っている」と強調した。 韓国政府は冷房の効いたバスを計262台を運営している。また、清掃スタッフ930人を追加投入し、計約1400人がトイレやシャワー室を掃除している。ミネラルウオーターは1人当たり1日5本以上を提供している。 一方、5日に会場内の病院を訪れた参加者は987人だった。症状別では皮膚炎が348人(35.2%)で最も多く、虫刺されが175人(17.7%)、熱中症とみられる症状が83人(8.3%)、日焼けによるやけどが49人(5.0%)などだった。 李氏は「(大会の)初期に不十分なところがあったため、2倍水準の財政支援や努力を動員し、皆さんが帰るときには全員が満足できるよう最善を尽くす」と述べた。
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