鄭義溶 韓国外相は、米PBS放送とのインタビューに応じている(画像提供:wowkorea)
鄭義溶 韓国外相は、米PBS放送とのインタビューに応じている(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領の訪米に同行しているチョン・ウィヨン(鄭義溶)外相は20日(現地時間)、米メディアとのインタビューで「ジョー・バイデン米政権の対北政策が、2018年のパンムンジョム(板門店)宣言とシンガポール合意を基に、持続的な交渉を維持することにした」とし「より現実的なアプローチだ」と評価した。

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チョン外相はこの日、米PBS放送とのインタビューで「我々は今年3月 ソウルで開かれた米韓外相・国防相会議で、完全に調整された戦略により 北朝鮮を引き入れることに合意した」とし「もし同じ立場で北朝鮮を引き入れることができるなら、我々は より実質的な進展を成すことができる」と語った。

チョン外相は、ドナルド・トランプ前米政権当時の対北アプローチについて「最終決定者がキム・ジョンウン(金正恩)労働党総書記ひとりという、非常に独特な統治体制のため、我々はトップダウン式のアプローチ法が より効果的だと考えた」とし「しかし これは、我々が期待していたようには作用しなかった」と語った。

つづけて「我々は今回、複合的なアプローチ法をもっている」とし「これは トランプ政権による “グランドバーゲン”(北朝鮮核施設の全面解除による対北制裁の全面解除を条件として推進される対妥協方案)と、バラク・オバマ政権当時の “戦略的忍耐”の間に位置する中間地帯だ」と説明した。また「米国が より前向きに進んでいくことが、より現実的だ」と付け加えた。

チョン外相は「北朝鮮政府内において 責任をもった決定を最終的に下せる人物が多くないため、彼らと直接 接触するほうがよい」として、米朝間の高位級による接触の必要性を強調した。

また “バイデン大統領に、キム総書記と会うよう 勧めているか”という質問に対してチョン外相は「可能ならば そのようにするが、まだ 最高指導者同士が会う時ではない」とし「今回は 最高指導者同士が会う前の、より多くの準備作業をしなければならない」と語った。

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