米韓首脳会談を1日前に…沈黙する北、水面下の緊張感高まる(画像提供:wowkorea)
米韓首脳会談を1日前に…沈黙する北、水面下の緊張感高まる(画像提供:wowkorea)
ムン・ジェイン大統領とバイデン大統領間の初の米韓首脳会談を1日前にして、朝鮮半島情勢に緊張感が漂う。北朝鮮はバイデン政府の新しい対北朝鮮政策に露骨に不満を示した後、特別な反応なしに静中の動の歩みを続けているが、米朝の水面下で激しい駆け引きが繰り広げられているとみられる。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

米国ホワイトハウスは、22日(韓国時間)夜明けに行われる米韓首脳会談の主要議題の一つが北朝鮮になるだろうと北朝鮮に再度メッセージを送っている一方、北朝鮮は対外の動きを控えたまま、経済難の打開と内部結束に重点を置く様子だ。米朝の激しい駆け引きの中、対話の再開までの道のりは困難が予想される。

朝鮮中央通信や労働新聞などの主要な北朝鮮メディアは21日、ムン・ジェイン大統領の本格的な訪米日程が開始しても、米韓首脳会談開催やこれに対するどのような評価にも言及していない。代わりにキム・ジョンウン国務委員長の賛美と内部取り締まりに集中して報道した。

同時に宣伝メディアを通じて、韓国の軍新兵器の導入と軍事訓練について連日言及している。北朝鮮の宣伝媒体「わが民族同士」は17日、「再び現れた平和破壊者の正体」という記事で、国防部の高高度無人偵察機グローバルホーク大隊創設計画と今月の米韓連合空輸貨物訓練をめぐり「朝鮮半島の平和と安定を破壊する無謀な動きだ」と今後の情勢の緊張を予告した。

米韓首脳会談の結果を見ながらの今後の局面転換と対米制圧などのための布石であるという解釈が出てくる。キム・ジョンウン委員長が、韓国軍を相手にした武力挑発の名分を集めているのではないかという懸念である。

米国の関心を引きつつも過度な刺激は避ける代わりに、韓国を狙った低強度の挑発や非難などの形で緊張を高める可能性が提起される。一部では、サミットと8月の米韓連合訓練を契機に軍事挑発に乗り出す可能性があるという観測もある。
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