推測に脅迫まで…「死亡大学生」の友人、身元保護＝韓国

韓国ソウルの盤浦漢江公園で死亡したソン・ジョンミン氏事件で、当日に一緒にいたソン氏の友人に対する憶測が飛び交い警察が身辺保護を開始することが分かった。

11日、警察などによると、警察はソン氏の友人A氏と家族の身辺保護をする予定である。ソン氏の死亡原因が正確に明らかになっていない状況で、A氏を疑う世論が高まったためである。

ソン氏と事件の詳細な関連がしっかりと把握されておらず、A氏を犯罪者と断定する推測が多くなり、A氏と家族をの身元情報までもが共有されている。A氏を脅迫する内容の記事も増えている。警察は捜査の過程で参考人に対する脅迫のおそれがある場合、身辺保護をすることができる。

一方、警察はソン氏の行方不明の時間帯の動線の一部を推定できる映像を確保し、関連する情報提供も得たという。

特に「A氏が嘔吐して眠っている人を起こす場面を見た」という目撃者3人の共通の供述が確認され、当時のA氏の行跡確認の手がかりになると思われる。

A氏は警察の調査で、酒を飲んで眠り、起きたらソン氏がいなくて帰宅したと供述したという。

ソウルソジェ大学1年生のソン氏は、先月24日午後11時ごろから翌日午前2時まで盤浦漢江公園水上タクシー乗り場の近くでA氏と酒を飲んで寝て眠った後、行方不明になり五日後の先月30日、漢江の水中で死亡した状態で発見された。