これに先立ち同社は、2010年に売上高180億ドルを達成し、世界の半導体業界3位入りを目指すとするロードマップを設定している。DRAMが主力の同社は、昨年は約80億ドルを売り上げ、インテル、サムスン電子、東芝、テキサス・インスツルメンツに続き世界5位にランキングされた。
金社長は、ハイニックスは主に量的成長を通じ世界5位の半導体メーカーに成長したが、これまでは財務的困難で未来への準備が不足していたと指摘、今後は研究開発、新規事業参入に向け果敢に投資し、質的成長を加えていくと主張した。2009年までにPRAM市場に参入し、2017年には次世代メモリーと非メモリーを含め、売上高の30%以上をDRAMとNAND型フラッシュメモリー以外の事業分野で占めるとの目標を掲げた。PRAM開発について同社は、ノアフラッシュメモリーに代わる製品と説明している。来年には新製品が発表できるとの見通しだ。
中長期ビジョンの実現に向け同社は、全体の40%に当たる300ミリメートル(12インチ)製造ラインの割合を2012年までに90%以上に引き上げ、限界に達した200ミリメートル(8インチ)ラインは300ミリメートルに転換するか付加価値が高い新規事業に活用する。またた、2012年までに研究開発(R&D)投資を売上高の10%まで拡大するとともに、2000人程度にとどまっている研究人材を5000人に増やす方針だ。こうした中核発展戦略のため、国内外の人材確保に積極的に乗り出し、内外半導体関連メーカーとの提携も強化するとしている。また、未来技術選定に向けた共同開発、合弁会社、クロスライセンス、資本参与など、多様な戦略的提携も考慮していると説明した。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0